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タムホルダー用マウントパーツをつくる

Publish 2019.03.23


Rolandのドラムスタンドを購入したので、今まで作ったパッドを装着できるようにマウントパーツを作りました。
Mount Parts for Tom Holder (Roland) by RyoKosaka
Mount Parts for Tom Holder (YAMAHA) by RyoKosaka

もっと早く設計すべき部品でした。というのも、僕のデータを印刷して作っている人たちはみんな既に電子ドラムを持っている人がほとんどなので。

タムホルダーのロッド形状はRolandとYAMAHAでは異なります。

これはRoland。ロッドは円形で滑り止めにローレット加工が施されています。TAMAと同じです。

続いて、YAMAHA。ロッドは六角形で表面はツルツルです。

どちらも対応するドラムスタンドのパイプ径は38.1mm(1.5inch)となっています。

今回はRoland用とYAMAHA用の2種類設計しました。

1. Roland用

まぁ穴さえあれば大丈夫でしょう。

キックパッド用のパーツや以前作ったシンバルスタンド用のパーツなどと同様にリムを固定しているM6のボルトを利用して固定します。

で、出力したのがこちら。

パッドに付けるとこんな感じです。

 タムホルダーに固定しました。ロッドにローレット加工が施されているのでしっかり固定できました。

PLAでinfill50%で出力しました。今のところ問題なさそうですが。ABSやPETGの方が良いでしょう。

シェルありバージョン用も問題なく使えました。

まだ8インチと10インチしか試してませんが、とりあえず6,8,10,12インチあります。

6インチは問題ないでしょう。12インチは強度どうでしょうね...。

3Dデータは冒頭のリンクからどうぞ。

2. YAMAHA用

これが中々トリッキーな設計になってしまいました。

とりあえずまだテスト段階です。

Yamahaのマウントはパッドに刺すタイプなんですよね。

そうなるとRoland用と同じようにつくるとボルトとどうしても干渉してしまいます。

というわけで、少し無理やりですが2つのボルトの間にロッドを刺すことにしました。

で、出力したのがこちら。相変わらず汚いです...

こんな感じでお馴染みのM6ボルトを挿入して蝶ナットで締めます。

パッドにつけるとこんな感じ。でかいです。

あと、めちゃくちゃ硬かったのでクリアランス調整しないといけません。

上から見た感じはかなりスッキリしてます。

タムホルダーに固定しましたが、Rolandと違って滑り止めの加工がないので強く締めても少しは滑りますね。まぁズレ落ちるってことは無いでしょう。

強く締めすぎたみたいなでクラックが入ってしまいました...

YAMAHA用のデータはもう少し調整が必要ですね。


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